Microsoftは米国時間7月1日、電池の保持機構に関する技術のライセンスを供与すると発表した。真夜中に懐中電灯の電池を取り替えようとした経験のある人なら便利だと思うかもしれない。
Microsoftはこの日、極性を気にすることなく電池をどちら向きにでも挿入できる仕組みについて特許を取得したと説明した。同社が「InstaLoad」と名付けたこの技術ライセンスを、他社に提供する用意があるという。
Microsoftはまた、聴覚障害、視覚障害、学習障害をもつユーザー向けに製品を作る企業には、ロイヤリティフリーでライセンスを提供することも明らかにした。
電池メーカーのDuracellや懐中電灯を手がけるAllsman Enterprises(AE Light)などが、同技術のライセンスを受ける最初の企業に名を連ねている、とMicrosoftは述べた。
仕組みは単純で、プラスとマイナスの電極それぞれに接触する部分を電池ホルダの両端に作っておくというものだ。ホルダのどちら側であっても、電池の中央部に触れるとプラス、まわりの広い部分に触れるとマイナスになる。
この技術は大幅な時間の節約になりそうだ。Microsoftの説明では、多数の電池を使用する機器、頻繁に電池交換が必要になる機器、電池を正しい向きに入れないと損傷を受けるおそれのある機器などで、特に利便性が高いという。
InstaLoadは、充電可能なものもそうでないものも含め、一般的な単3形、単4形、単2形、単1形など、円筒型のどの電池にも対応し、一部のカメラに使われるそれほど一般的でない電池についても利用できる、とMicrosoftは述べている。
Microsoftはここ数年にわたり、特に自社製品に直接適用されない技術について、知的財産技術のライセンス提供を進めるプログラムを展開している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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