Cisco Systemsは、Googleの「Android」ソフトウェアを搭載し、ビジネス顧客をターゲットとした同社独自の端末により、タブレットPCの分野への参入を図る。
同社は米国時間6月29日、ラスベガスで開催された年次顧客カンファレンスにおいて、「Cisco Cius」という新しいタブレットの計画を発表した。同端末は、重量がわずか約1.15ポンド(約521.6g)で、仮想デスクトップアプリケーションに高解像度ビデオを統合するCiscoのコラボレーションソフトウェアをサポートする予定である。
具体的には、新しい端末は、ビデオ会議向けに高解像度で録画が可能なカメラを前面と背面に搭載し、7インチの高解像度画面を搭載する予定である。同端末は、Ciscoのビデオ会議システム「TelePresence」を統合し、ビデオ会議へのワンクリックアクセスを提供する。また、会議向け製品「WebEx」も統合する予定である。Wi-Fiまたは3Gセルラーネットワークを介してインターネットに接続可能となっている。
Appleの「iPad」など他のタブレットとは異なり、Cisco Ciusはビジネスユーザー向けに設計されている。Ciscoは具体的な価格を発表しなかったが、1000ドル未満で販売予定であると述べた。
Ciscoは、Androidを使用する利点について、新しいビジネスクラスの製品を開発し、成長著しいAndroidデベロッパーコミュニティーに、Ciscoのビジネス顧客が参入できることを挙げている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス