アップル、「iOS 4」をリリース--iTunesを通じてアップデート

文:Kent German(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年06月22日 07時09分

 Appleは米国時間6月24日の「iPhone 4」発売を目前に控えた21日、「iPhone」および「iPod touch」の最新OSをリリースした。2010年4月に初めて発表された「iOS 4」には、長い間待ち望まれていたものからちょっとしたサプライズにいたるまで、さまざまな機能が追加されている。

 アップデートを取得するには、端末を「iTunes」に接続し、それに続く手順に従う。iPhoneとiPod touchのユーザーには無償で提供されている。これまでiPod touchのユーザーは、少額の料金を支払わなければならなかった。ただしiOS 4は、両製品の第1世代のモデルとは互換性がない。また、「iPhone 3G」は新しいマルチタスキング機能をサポートしないことも覚えていてほしい。

マルチタスキング

 ついにiPhoneも、複数のアプリケーションを同時に稼働できるようになり、スマートフォン競合製品の仲間入りを果たした。

ホーム画面フォルダ

 関連するアプリケーション、あるいは関連性のないアプリケーションも整理することにより、ホーム画面上のスペースを確保できるようになった。

メールの受信ボックス

 複数のExchangeアカウントをサポートする、統一されたメール受信ボックスが提供された。メールをスレッドごとに表示するオプションもある。

エンタープライズ

 IT部門に対し、データ保護の強化、モバイル端末管理、ワイヤレスアプリケーション配信を提供する。

iBooks

 1度購入した電子書籍を、iPhoneと「iPad」で共有できる。

ゲームセンター

 この機能は、2010年中にリリース予定であるため、すぐには利用できない。リリース時には、ソーシャルゲームネットワークのようなオプション、友人をゲームに招待する機能、2プレーヤー設定機能が提供される予定である。

その他の変更点

  • スペルチェック機能
  • メール、テキスト、アラートのフォントを拡大可能
  • Wi-Fi持続性の改善
  • タップによるビデオレコーダーのピント合わせ
  • ホーム画面の壁紙のカスタマイズ機能
  • 検索テキストメッセージ
  • メールメッセージの画像サイズの選択
  • 最近のウェブ検索
  • カメラの5倍デジタルズーム
  • アプリケーションを贈る機能
  • 誕生日カレンダー
  • メール検索結果の整理および削除
  • ユニバーサル検索におけるウェブ検索候補の表示
  • 写真の回転
  • 端末上でプレイリストを作る機能
  • Bluetoothキーボードのサポート

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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