Microsoftは、ウェブメールサービス「Hotmail」の利用者に対し、新バージョンへのアップグレードを開始した。最新版には、従来より大きな容量の添付ファイルへのサポートや、添付された画像や書類を見る際の新たな表示機能が含まれる。
Microsoftは、新サービスへのアップグレード作業を、サーバクラスタ1つずつ順次実施している。同社はそうしたサーバクラスタを大量に運用しているため、利用者全員のHotmailが直ちにアップグレードされるわけではない。
プロダクトマネージャーのMike Schackwitz氏は米国時間6月15日のブログで、「こうした機能が本日表示されない人も、もうしばらく待ってほしい。今年(2010年)の夏にはすべての人にアップグレードが行われるだろう」と説明した。
Microsoftは、2010年5月のイベントで最新版Hotmailのプレビューを行っていた。
アップデート版のHotmailの新たな特徴としては、最大10Gバイトまでの添付ファイルへの対応、添付された画像からのスライドショー作成と閲覧、添付書類の閲覧や編集を行える新アプリ「Office Web Apps」の統合などが挙げられる。
最新版ではまた、Hotmailを離れることなく、「Flickr」「SmugMug」「Hulu」「YouTube」といったサードパーティーのサービスからの写真や動画を閲覧できる。このほか、「スウィープ」(sweep)という新オプションも追加されている。ユーザーはこれにより、特定の送信者からのメールを、簡単に新しいフォルダやゴミ箱に振り分けることが可能になる。
Hotmail史上最大のアップデートではないかもしれないが、少なくとも4年前の本格的な改良の後では最大のものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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