Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏の基調講演における数多くの発表のうちの1つに、「Bing」を「iPhone」の検索オプションに追加するというものがあった。Microsoftは米国時間6月7日、BingがMac版およびWindows版の「Safari」おいても検索オプションに加わることを発表する見込みである。
ある情報筋が先週米CNETに可能性の1つとして伝えたとおり、Bingは、Yahooとともに検索オプションに加わるが、デフォルトの検索エンジンは引き続きGoogleとなる。Mehdi氏は、それでもBingにとっては大きな前進であると述べる。
シニアバイスプレジデントを務めるYusuf Mehdi氏は7日中に掲載予定のブログ投稿で、「Appleは本日、iPhoneと『iPad』、『iPod touch』上のSafari、およびMacとPC上のSafariブラウザにおいて、Bingが検索エンジンの選択肢の1つとして加わる予定であることを発表した」と述べる。「言うまでもなくわれわれは、BingがSafariの検索オプションに加わることを非常にうれしく思っている。ユーザーはさらに検索が容易になり、Bingの恩恵を受けることになるからだ」(Mehdi氏)
Mehdi氏は、Microsoftは「この数カ月間」、Appleとともに、iPhone版のHTML5に関する作業など、Safari向けBingの提供に向けて取り組んできたと述べた。
「また、検索、地図表示、店舗の開店時間や映画の上映時間の検索が容易な、iPhone向けの既存のBingモバイルアプリケーションの改良を続けている」とMehdi氏は述べた。「さらに優れた機能を持つ新しいバージョンをまもなくリリースする予定である。まだ試用したことのないユーザーは今すぐ、App Storeで検索してほしい」(Mehdi氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」