ミクシィは6月2日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「mixi」で、友人や知人と写真を共有できる「mixiフォト」を開始した。
mixiフォトの特徴は、写真1枚ごとにコメントや「イイネ!」という反応を残すことで、写真を通じたコミュニケーションを楽しめるところ。「フォトシェアでもなく、フォトストレージでもなく、ソーシャルなフォトサービス“ソーシャルフォトコミュニケーション”」とミクシィ代表取締役社長の笠原健治氏は語る。
これまでPCのメールや携帯電話のメールで送り合っていた写真や、撮影後にPCや携帯電話に残されていた写真を手軽に友人同士で共有できるようにするサービスだという。
「フォトビューモード」という写真閲覧用のインターフェースを用意し、大きなサイズの写真を閲覧しやすくした。ビューモードで表示できる写真サイズは最大1027×768。
このサイズは「これは従来のフォトアルバムの2.6倍で、Flickrの無料版とほぼ同じ」(mixi事業本部コアサービス部の井上恭輔氏)だという。
旅行や結婚式といったイベントごとに複数の写真をアルバム単位にまとめることもできる。特定の友人に公開したり、合言葉を付けて管理したりと、公開範囲は柔軟に設定できる。
写真の保存容量は無制限で、1カ月にアップロードできる写真は約2200枚まで(約4Gバイトに相当)。200枚までの写真を1度にアップロードできるようになっている。
mixiフォトは携帯電話版mixiでもほぼ同じ機能を利用できる。メール投稿機能のほか、まもなくiアプリ、S!アプリ用のアップローダも提供される予定だ。
mixiフォトはこれまでmixiで提供されてきた写真サービス「フォトアルバム」の改善版ではなく、いちから開発した新サービス。「“ソーシャル”にこだわって作った。いままでのフォトアルバムとはまったく違った使われ方をするだろう」(笠原氏)。mixiアプリから写真にアクセスするためのフォトAPIも提供していく。
今後はmixiフォトが標準の写真サービスとなり、フォトアルバムへのアップロードは停止する。フォトアルバムの写真は引き続き閲覧でき、mixiフォトへの移行手段も提供される。
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