アドビシステムズは12月14日、画像加工ソフト「Photoshop CC」の最新リリースを公開した。Appleの「MacBook Pro」に搭載された「Touch Bar」をサポートする。
Touch Barは、新型MacBook Proのキーボードの上部に搭載されたタッチディスプレイ。これまでのファンクションキーを置き換えるもので、実行中のソフトに応じて、ショートカットボタンやコントロールボタンが表示されるほか、ボタンの内容をカスタマイズすることができる。
Photoshopでは、Touch Barに「次のステップ」を表示可能。Photoshopの操作に不慣れな初心者ユーザーだけでなく、中上級ユーザーも次のアクションに素早くアクセスできる。同社では、Touch Barがショートカットのコマンドを出す新しい方法になるとしており、キーボードとマウスでは面倒になりがちなコマンド操作に有効だとしている。
アドビでは、Touch Barでの操作を設計するにあたり、機能を「レイヤーのプロパティ」「ブラシ」および、カスタマイズ可能な「お気に入り」の3セクションに分類。レイヤーのプロパティでは、スマートオブジェクトの配置、レイヤーのクリップ、選択とマスクを開くなどの機能に素早くアクセス可能。特に、描画モードの変更やヒストリーを前後する操作はTouch Barに適しているという。
ブラシは、色やサイズ、硬さ、不透明度、流量にタッチでアクセスでき、スライダーを動かして適切な値を選択可能。お気に入りでは、好みのアクションセットを自由に設定できるほか、前述した2つのセクションを組み合わせたり、画面サイズの変更、左右・上下の反転、macOSシェアメニューの起動といったコマンドを設定できる。
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