この10年間、プロセッサの世界を支配してきたのはIntelだ。確かに、AMDも小規模なヒット製品をいくつか発表したが、劣勢を覆して真の進歩を成し遂げるには至っていない。
しかし、2017年には、そうした状況が「RYZEN」によって一変するかもしれない。
RYZENとは、AMDの「Zen」コアアーキテクチャをベースとする同社の次世代高性能デスクトッププロセッサの名称だ(以前は「Summit Ridge」という開発コード名で呼ばれていた)。RYZENチップは14ナノメートルアーキテクチャを用いて製造される。同チップを搭載する高性能デスクトップおよびノートPCは、2017年第1四半期より登場する見通しだ。
RYZENの何が特別なのだろうか。1クロックあたりに実行可能な命令数(IPC)が40%以上増加するとAMDが主張していることだ。
その根幹をなすのは、AMDが「SenseMI」と呼ぶテクノロジだ。SenseMI自体は5つの機能で構成されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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