MS、一部の「Windows 10」マシンでネット接続ができなくなる問題に対処

Nick Heath (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2016年12月15日 10時26分

 Microsoftは米国時間12月13日、一部の「Windows 10」PCがインターネットに接続できないという問題に対処するアップデート「KB3206632」をリリースした。この問題は、ローカルIPをルータから取得する要求が完了できないために発生するものであり、最近リリースされたアップデートに起因すると考えられている。

 Microsoftによると、この問題はCDPSvc(Connected Devices Platform Service)でのサービスのクラッシュによって引き起こされていたという。

 同社の広報担当者は「一部の顧客から報告されていた接続性に関する問題は、12月13日にリリースした、自動的にインストールされるアップデートによって解決される」と述べている。

 また同担当者は「このアップデートを入手するにはまず、タスクバーの(左にある)スタートボタンを選択し、電源ボタンをクリックした後、シャットダウンではなく再起動を選択してPCを再起動する必要があるかもしれない。追加情報については、サポートフォーラムの内容を参考にしてほしい」とも述べている。

 今回の問題によって影響を受けた「Windows」ユーザーは多岐にわたっており、英国の大手インターネットサービスプロバイダー(ISP)であるPlusnetVirgin Mediaには、9日のアップデートを適用した後にオンライン接続ができなくなったという苦情が寄せられていた。

 デバイスにローカルIPアドレスを割り当てる際に、PCはルータからDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)情報を取得する必要がある。今回の問題は、CDPSvcのクラッシュによって、その処理が完了できなくなったために発生したと考えられている。

 Microsoftは、この問題がどのアップデートによって引き起こされたのかを明言していないものの、9日にリリースされた「KB3201845」だと考えられている。同社は「KB3206632」のリリースノートに、同アップデートが「KB3201845」を置き換えるものだと記している。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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