超小型コンピュータ「Raspberry Pi」は多彩な機能を備えており、特に音声処理の性能が高い。その具体的な応用例として、Raspberry Pi用の真空管アンプ「503HTA」を以前紹介した。
そのほかの応用例として、今回はRaspberry Piを使うギター用アンプ「GRasPi」を取り上げる。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
GRasPiは、出力15Wのクリーンサウンドを鳴らせる小型ギターアンプ。別に用意したRaspberry Piを組み合わせると、さまざまなエフェクトをかけられる仕組みだ。内蔵バッテリで駆動し、コンパクトなので、持ち運んで路上ライブなどに使うのもよいだろう。
コーデックを介して接続したRaspberry-Piは、「Guitarix」などのアプリから操作できる。MIDI入力にも対応しており、接続したMIDIデバイスからエフェクトを調整することや、MIDIキーボードなどとの同期演奏をすることも可能。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2017年1月1日まで。目標金額の3万5000ユーロに対し、記事執筆時点(日本時間12月5日11時)でまだ支援は寄せられていない。キャンペーン期間はあと26日ある。
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