電子工作好きの人なら、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中のLinuxコンピュータ「VoCore2」を見てワクワクするはずだ。ソフトからハードまで完全なオープンソースなうえ、大きさがコインと同じくらいしかないのだから、アイデア次第で多種多様な用途に活用できるだろう。
VoCore2は、約25mm角、厚さ約3mmの基板に実装されたLinuxコンピュータ。小さいながら、Ethernetに接続したり、無線LAN(Wi-Fi)でワイヤレス通信させたりできる。ストレージ用メモリも備えており、メディアサーバ、ルータ、ネットワークストレージなどとして使える。
小さく軽いため、壁に貼り付けたり、ほかのデバイスに組み込んだりしやすい。モノのインターネット(IoT)機器の自作や、自宅でのメッシュネット構築も可能だ。
インターフェイスはEthernetとWi-Fiのほか、USB 2.0 Host、UART、SD、SPI、I2C、GPIOを搭載。
今回のキャンペーンでは、下位モデルの「VoCore2 Lite」を4ドル、上位モデルの「VoCore2」を12ドルで販売する。いずれもプロセッサは動作周波数580MHzの「MT7688AN」で、基本性能は変わらない。主な相違は以下のとおり。
【VoCore2】
【VoCore2 Lite】
Indiegogoでの目標金額は6000ドル。記事執筆時点(日本時間10月25日11時)でキャンペーン期間は1カ月残っているが、すでに目標の6倍を超える約3万7000ドルの資金を集めている。
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