「枕が変わると眠れない」と訴える人がいる。逆に、「特技はどこでも寝られること」と豪語する人も存在する。枕に関する悩みのない人でも、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中のスマート枕「ZEEQ」に慣れてしまったら、旅行にも持ち歩くようになるかもしれない。
ZEEQは、入眠を支援するほか、起床まで快適に質のよい睡眠をとれるよう手助けし、すっきりと目覚めさせる機能を搭載する枕。具体的には、音楽再生、いびき解消、睡眠トラッキング、スマート目覚ましなどの機能が用意されている。
音楽は、内蔵Bluetoothスピーカで再生する。これにより、スマートフォン内の音楽や、「Apple Music」「Spotify」などのストリーミング音楽を聴きながら眠りにつける。雨の音や波の音などの環境音を流すと、入眠しやすいだろう。
ZEEQはマイクロフォンと動きセンサを内蔵しており、いびきをかいているかどうかを音と動きで判断する。いびきの場合は、バイブレータで優しく振動を与え、寝ている人が無意識に頭を動かすことでいびきを解消させる。
これらセンサは睡眠状態も監視しており、朝方の眠りが浅くなったタイミングに合わせてアラームで起こしてくれる。これで、睡眠サイクルを無視した目覚ましに悩まされることがなくなる。
さらに、後からスマートフォンの専用アプリで睡眠状態を確認し、いびきの程度なども調べられる。こうしたデータを参考にすれば、睡眠の質を向上させられる可能性がある。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月27日まで。記事執筆時点(日本時間7月19日14時)でキャンペーン期間は38日残っているが、すでに目標金額5万ドルの3倍を超える約16万ドルの資金を集めている。
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