Microsoftは米国時間4月14日、クロスプラットフォーム対応の開発者向け軽量エディタ「Visual Studio Code」(VS Code)のバージョン1.0を公開したと同社ブログで発表した。同社は2015年の開発者向け年次カンファレンス「Build 2015」でそのパブリックプレビュー版をリリースしていた。
ブログ投稿によると、VS Codeは約1年前のパブリックプレビュー版のリリース以来、200万人の開発者によってインストールされ、毎月50万人以上の開発者によって活発に利用されているという。
同社がVS Codeを最初に発表した際には、JavaScriptやTypeScriptの開発者に向けたウェブアプリ開発用製品という位置付けだった。しかしその発表以来、多くの開発者によってC++やC#、F#、Go、PHP、Python、JSON、Node.js、React Nativeといったさまざまなプログラミング言語やフレームワークをサポートする、1000以上に及ぶ拡張機能が構築されてきている。
「Microsoft Visual Studio」は、プロジェクトやソリューションといった単位での開発をサポートする、機能を満載した製品であり、「Windows」上でのみ動作する。その一方でVS Codeは、ファイルやフォルダといった単位が基本となっており、主にウェブアプリやクラウドアプリのクロスプラットフォーム開発に軸足を置いている。
VS Codeは無償でダウンロードでき、「Windows 7」や「Windows 8」「Windows 10」のほか、x64アーキテクチャをベースにしたLinux(「Debian」や「Ubuntu」「Fedora」「CentOS」)や、「OS X Yosemite」「OS X El Capitan」上で動作する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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