新しい「iPad Pro」(599ドル〜)が先週、発売された。このiPad Proは、画面サイズが通常の「iPad」シリーズと同じ9.7インチであることを除けば、機能は12.9インチ版のiPad Proと似ている。12.9インチ版(799ドル〜)は、2015年秋に発売されたが販売が振るわないため、より小さく低価格な今回のバージョンが消費者需要を促す可能性にAppleは期待している。しかし、2機種のiPad Proはともに、部品を取り出すのが困難な形で組み立てられているようだ。
iFixitが米国時間4月4日、分解作業のレポートを公開した。9.7インチ版iPad Proの内部に大量の接着剤が使われており、部品を修理や交換のために取り出す作業が困難になっていることが分かった。
まず、フロントパネルを「糊付けされたフレーム」から取り外す必要があるとiFixitはレポートで述べた。また、上部のスピーカは強く糊付けされている上にねじで止められているという。アンテナ相互接続ボードは、少量の接着剤で接続されている。また、バッテリの取り出しも難しい。
最終的な判定として、9.7インチ版iPad Proの修理のしやすさは10段階評価で2(10が最も修理しやすいことを示す)だった。フロントパネルが融着されているため、画面の修理にはコストがかかり、液晶ディスプレイを損なう恐れもある。「いたるところに大量の接着剤が使われており、すべての修理がさらに困難になっている」とiFixitは述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力