Microsoftのプレゼンテーション作成ツール「Sway」がプレビュー版の段階を終え、米国時間8月5日に正式リリースされた。
ネイティブ版のSwayアプリは、「iPhone」と「iPad」、そして今回初めて「Windows 10」向けにも一般提供されている。
Microsoft関係者らはSwayを、「デジタルストーリーテリングツール」と呼ぶ。同製品によってユーザーは、テキスト、画像、動画などのメディアで構成されるドキュメントを作成できる。Swayユーザーが作成した最終的なデジタル出力は、「Sway」と呼ばれる。Swayのバックエンド処理、「リミックス処理」、ストレージ処理はクラウドで行われるため、Swayはアプリであると同時にサービスでもある。
MicrosoftがSwayを最初に発表したのは2014年10月のことだった。
Windows 10用のSwayアプリは、Windows Storeで無料で提供されている。Windows 10版では、Windows 10搭載端末のカメラで撮影した写真を直接取り込むことができる。キャッシュによるオフライン機能も備えており、Wi-Fi接続に問題があるカンファレンスでのプレゼンテーションにSwayを使用する際は便利かもしれない。
プログラム管理担当ディレクターを務めるChris Pratley氏は、「Windows 10アプリは、Swayの中で最も多くの機能を備えるバージョンだ」と述べている。
Windows 10版Swayは、PCやタブレットでの使用を想定して設計されている。「Windows Phone」向けのものは、「数カ月のうちにリリース」するとのことだ。
Swayは同日より、「Office 365」の該当するサブスクリプションに加入する、世界中のすべての企業および教育機関のユーザー向けにも提供開始された(これまでは、Office 365プランユーザーのうち、「First Release」プログラムに登録しているユーザーに提供されてきた)。Swayは現在、「Office Online」「Office 365 Business」「Office 365 ProPlus」を含むOffice 365プランを利用するユーザーに提供されている。
また今回の発表にあわせてMicrosoftは、Docs.comサイトに新しい「インターネット上の目的地」になるという使命を授けた。同サイトにおいて、ユーザーは、SwayをはじめとするOffice文書を公開し、他の人に使ってもらえるようにすることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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