Appleの「iPhone」やサムスンの「GALAXY」など、スマートフォンの前面ディスプレイをカバーする「Gorilla Glass」を提供するCorningが、Gorillaの強度にサファイアに近い耐擦傷性を組み合わせた新素材を開発している。
Corning幹部のJames Clappin氏が米国時間2月6日、ニューヨークで開催された投資家との会合で、「Project Phire」と現時点で名付けられている、Gorilla Glassに似たこの開発中の複合素材を発表した。同氏は、この素材を2015年中に発売する計画だと述べたが、それ以外の詳細についてはほとんど明かさなかった。
Corning Glass Technologiesのプレジデントを務めるClappin氏はこのイベントの参加者らに対し、「われわれは昨年、サファイアは耐擦傷性に優れているが、落下耐性が芳しくないことを皆さんにお伝えした」と述べ、「そこでわれわれは、損傷および落下に対する『Gorilla Glass 4』と同等の優れた耐性と、サファイアに近い耐擦傷性を備える製品を開発した」と語った。
Corningは、テレビのディスプレイや光ファイバ用のガラスで収益の大部分を上げているが、Gorilla Glassは同社にとって最も重要な成長分野だ。Gorilla Glassは現在、携帯端末の強化ガラスとして圧倒的優位にあり、Appleの新しい「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」やサムスンの「GALAXY Note Edge」「GALAXY Note 4」を含む、約30億台もの電子機器で採用されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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