UPDATE Re/codeによると、Twitterは、ユーザーがどのアプリをダウンロードしているのかについてデータの収集を開始する予定で、「よりパーソナルな」体験を構築することが目的だという。
Twitterは、同社サポートサイトの「Security and Privacy」セクションで、「ユーザーが興味を持てるようにカスタマイズされたコンテンツを提供するため、ユーザーモバイル端末上にインストールされたアプリのリストを収集するとともに、時折更新する」予定だと述べている。
今回の動きにより、Twitterは「Promoted Post」のターゲットを向上することが可能になる。ただし、同社によると、フォローするアカウントの提案も同時に改善され、「ユーザーが特に面白いものが見つけられるとわれわれが考えるツイート、アカウント、その他のコンテンツをユーザーのタイムラインに」追加するつもりだと述べている。
Twitterは、同社が追跡するのはユーザーがどのアプリケーションをインストールしたかのみであり、アプリケーション内部のデータは対象としないと約束している。
広告主にとって、ターゲットとするユーザーをより絞ることのメリットは明白だ。TwitterユーザーがJawboneの「UP24」をインストールしていれば、フィットネス関連の広告表示を増やすことができる。同時に、音楽サブスクリプションサービスなら、競合のサービス利用者にターゲットを絞り、特別料金や乗り換えキャンペーンを展開することが可能になる。
また、新しいアプリ追跡機能は、Twitterが11月に入って発表した「Instant Timeline」機能にも関係する。Instant Timelineでは、新たなユーザーが興味のあるものをいくつか列挙することで、その内容に合わせてフォローすべき人物のタイムラインが表示されるようになっている。この情報とアプリの一覧とを連携させれば、新たなユーザーに対して、より優れた体験を生み出すことが可能になるだろう。
ユーザーが所有しているアプリを追跡しようとしているサービスは、Twitterだけではない。Facebookは、「Facebook SDK」を使用したどのアプリがユーザーの端末にインストールされているかをチェックしている。その目的はやはり、Facebookのゲームやアプリケーションの広告をよりターゲットを絞って表示することだ。WhatsAppも、ユーザーが使用しているアプリケーションの一覧を読み取るようになっている。
こうした動きは少々行き過ぎだと感じるかもしれないが、Twitterは、あくまでもこの機能はオプションだと念を押している。つまり、ユーザーは同機能をオフにすることができる。また、同社ウェブサイト上でも、「Android」および「iOS」端末向けに、この設定をオフにするための手順を詳しく紹介している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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