発売から10年以上になる「Windows XP」は、2012年2月のユーザー数を見ると「Windows 7」への移行がさらに進んだものの、依然として最も広く使われているOSの地位にある。
Net Applicationsが公開した2月のOS統計によると、Windows XPの市場シェアは1月の47%から45%に減少した。一方、Windows 7のユーザーは全体の38%で、1月の36%から増加した。
この最新の数字では、Windows XPが時間の経過とともに緩やかにシェアを失っているのに対し、Windows 7がさらにユーザーを獲得する傾向が示されている。2011年2月の時点でWindows XPの市場シェアは57%と過半数で、Windows 7のシェアはわずか24%だった。Windows XPは2012年1月にわずかに増加したが、再び減少傾向にあるようだ。
Windows 7は過去1年間、ほとんどの月で1~2ポイント増加しており、2年以上前に登場してから毎月着実に増加している。OSの中でも評価の低い「Windows Vista」はユーザー数が減少し続けており、2月の時点で市場シェアはわずか8%にとどまっている。
Microsoftはユーザーに対し、Windows XPからWindows 7への移行を引き続き呼び掛けている。
同社は消費者や特に企業に対し、Windows XPのサポートが2014年4月に終了することへの注意を喚起している。2014年4月以降、セキュリティパッチやバグ修正などのアップデートは提供されなくなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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