Microsoftは米国時間10月11日、「Internet Explorer 9」(IE9)向けのセキュリティアップデートを「Windows Update」経由で公開した。これは深刻度が「緊急」となっており、アップデートを自動的にインストールする設定になっていれば自動で受け取ることができる。この設定を有効にしていないユーザーに対しては、Windows Updateから手動でインストールするよう勧められている。
このアップデートは、IE9の8つの脆弱性を対象とするもので、その中のいくつかでは、Internet Explorerを使用して「特別に細工されたウェブページ」を閲覧した場合、攻撃者にリモートでコードの実行を許してしまう可能性があるという。
今回のアップデートでは、「IE6」「IE7」「IE8」のセキュリティホールも修正される。また、IE9をインストールした後で「Windows Mail」のフォントサイズが変更できなくなる問題や、「Windows 7」のガジェットが適切に動作しない問題など、セキュリティに関連しない問題も多数解決されるという。
今回のアップデートはMicrosoftの月例パッチの一部である。この月例パッチでは、Internet Explorerのセキュリティホールが修正されるのに加えて、「Windows」「Microsoft Silverlight」「.NET Framework」の脆弱性も修正される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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