Reutersの報道によると、中国を拠点とする阿里巴巴集団(アリババグループ)はモバイルOS「Aliyun OS」の英語版公開を計画しているという。
記事によれば、Aliyun OSの英語版は9月中に提供を開始する予定だという。中国の浙江省杭州市で現地時間9月9日に行われたアリババの記者会見では、このOSが実際に披露された。同社はまた報道陣に対し、Aliyun OSを端末に搭載してもらうため複数のハードウェアベンダーと交渉中であることも明らかにした。
アリババは7月に中国でAliyun OSを公開した。同社傘下のアリババクラウドコンピューティングが開発したこのプラットフォームはクラウドと緊密に連携し、クラウドベースの電子メール、ウェブ検索、最新の天気予報、GPSナビゲーションツールを提供する。このOSではさらにテキストメッセージ、通話の記録、写真といったデータをクラウド上で同期して、PCなど他の端末からアクセスすることもできる。
現在のところ、Aliyun OSは中国国内のみで提供されている。
モバイルOS以外について言えば、アリババはタブレットコンピュータの投入も計画している。Reutersによると、同社は今後2カ月以内にタブレット製品を発売する予定を明らかにしたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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