日本IBM、中小企業向けNASの新製品--保守、障害対策サービスも提供

富永恭子 (ロビンソン)2011年08月31日 10時43分

 日本IBMは8月30日、中小企業や企業の部門向けのネットワーク接続ストレージ(NAS)「IBM System x NASシリーズ」の販売を開始すると発表した。x86サーバと同様の運用管理手法で対応できる低価格なNAS製品となる。

 IBM System x NASシリーズは、タワー型2モデルとラック型3モデルの計5モデルをラインアップ。IBMのx86サーバ「IBM System x」に、HDDとNAS向けのOS「Windows Storage Server 2008 R2 Standard」を予め導入しており、購入後すぐにNASとして利用できる。また、ユーザーインターフェースがWindowsサーバと同様であるため、ストレージ専門の管理者がいない場合でも、サーバ管理者が容易に導入および運用管理が可能だとしている。日本IBMでは、新規にNASを利用したいユーザーだけでなく、既存のNASの容量を拡張させたいユーザーにも訴求したい考えだ。

 新製品には、これまでのIBM System xと同様に、24時間365日の保守サービスが提供される。また、障害が発生した際、障害情報をIBMコールセンターに自動通知し、IBM技術員からユーザーに連絡する無償サービス「IBM eSAサービス」を提供、迅速な障害対応を行うという。

 IBM System x NASシリーズの提供価格は、ストレージ容量が4テラバイトのタワー型モデルで40万円(税別)から、IBM eSAサービスを受けるためのセットアップ作業は別途有償になる。

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