米国時間8月23日、米東海岸では珍しい地震がノースカロライナからボストンまでを揺さぶり、電話発信件数の急増を招いたことにより、携帯電話網が地域全体で混雑した。
自らの体験を共有したり家族や友人と連絡を取ったりしたいと考えた住民の多くは、電話を発信する代わりに、TwitterやFacebookなどのサイトにアクセスした。
バージニア州を震源とし、マグニチュード5.9が観測された今回の地震は、東部標準時午後2時少し前に発生した。発生当初の時点で大きな被害は報告されていないが、ワシントンD.C.の米国防総省やニューヨーク市庁舎などの建物では、一部で避難が実施された。
Twitterユーザーによると、特にニューヨークやワシントンD.C.などの主要都市で、携帯電話の通話サービスが不通になったという。通常の電話回線は正常に機能しているようだった。また、テキストメッセージも送受信できていたようだ。ただし、一部ではデータサービスの動作が鈍く、ボイスメールメッセージでも遅延が生じた。携帯電話で通話の発信や着信を試みている人たちの場合、サービスはせいぜい断続的につながるといった状況だった。
Verizon Wirelessの担当者は、同社のネットワークに構造上の被害はなかったものの、発信件数の急増が原因で、一部顧客にサービス不通が生じたと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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