ビープラウドは8月22日、FacebookやTwitter上の友人と本の情報や感想を共有するサービス「liblar」の提供を開始した。利用は無料だが、FacebookもしくはTwitterのアカウントが必要となる。当初は既存ユーザーからの招待制のみでサービスを提供する。
liblarは、ユーザーが持っている本や読みたい本を登録し、管理できるサービス。書籍名やISBNをもとに書籍を検索し、タグやメモ(コメント)をつけてユーザーのライブラリ、もしくはウィッシュリストに登録できる。また、同時にソーシャルメディアへの投稿も可能だ。
登録した本の情報は、liblar上のタイムラインに表示されるため、友人間で共有できる。また、それぞれの本ごとに、その本を登録したユーザーがつけたコメントを閲覧することもできる。また、自分が登録した本を時系列やタグ単位で分類し、表示することもできる。
liblarの特徴的な点は、サービス上で独自にソーシャルグラフを持つのではなく、アカウントに使ったソーシャルメディアのソーシャルグラフをそのまま利用することだ。そのため、ソーシャルグラフ上の友人がliblarを利用すると、自動的に友人として表示される。このような仕様にした経緯について、ビープラウド取締役CPOの石川敬三氏は、「FacebookやTwitterの友人関係は住民台帳のようなもの。あえて独自のソーシャルグラフを持っても、サービス内だけでフォローしたりはしない」と説明する。
liblarを提供するに至った理由について石川氏は、「いい本は数多くあっても、作者の知名度やプロモーションフィーで店頭に並ぶ。一方でECサイトのレビューはどんな属性の人が書いているか分からない」とした上で、「(趣味や属性の分かっている)友人に紹介される本、Twitterでフォローしている著名人が勧める本を知るための仕組みを作りたい」と説明する。今後同社ではユーザーの拡大に注力し、アフィリエイトや広告での収益化を目指す。
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