Microsoftは米国時間8月9日に公開した月例パッチの中で、「2011年8月Internet Explorer用の累積的なセキュリティ更新プログラム」をリリースした。同社のブログによると、このアップデートは「Internet Explorer(IE) 9」だけではなく、バージョン6、7、8の脆弱性も解決されるという。このリリースが対応する最も深刻な脆弱性が悪用された場合、悪意を持って作られたウェブページをIEで閲覧すると、リモートからコードが実行される可能性がある。
セキュリティベンダーのMcAfeeによれば、今回の月例パッチは2011年で3番目に大きなものだという。「Windows」「IE」「Microsoft Office」「.Net Framework」「Microsoft Developer Tools」に影響する22の脆弱性を修正する13のセキュリティアップデートがリリースされた。
今回のアップデートにはセキュリティ以外の修正も含まれており、「Outlook Web App」の電子メールをIEで開くのに長い時間がかかっていたという問題に対する修正がその1つである。また、「Windows 7」か「Windows Server 2008 R2」で特定のページを開くときに、IE8がフリーズするという問題にも対応している。
Microsoftは、自動アップデートをオンにしていない個人ユーザーに対し、このアップデートをできるだけ早く手動でインストールすることを推奨している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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