日々交わされる感謝の言葉を1杯のコーヒーなどの形で贈ることができるマイクロギフトサービス「giftee」が7月4日、スターバックスと共同でトライアルサービスを開始した。
gifteeは、提携しているカフェやバーなどで使えるオンラインチケットをメッセージを添えて贈ることのできるサービス。会員登録をして、送りたい相手のTwitter IDを選択。さらに商品とメッセージを選んでクレジットカードで決済すれば、贈り主のTwitter IDから相手にギフトを贈る旨のメッセージがツイートされる仕組みだ。
サービスを運営するギフティ代表取締役の太田睦氏は「サービスを開始したときからスターバックスと一緒に仕事がしたかった」と嬉しそうに今回のトライアルについて語ってくれた。
今回トライアルが開始されるのは川崎周辺や日吉、武蔵小杉など首都圏にあるスターバックスのうち8店舗。これまで提携している店舗とあわせて、gifteeのサービスを利用できる店舗はこれで43店舗になる。6月からは無印良品でもトライアルを開始するなど、順調にその利用範囲を広げている。
gifteeは、スマートフォンに表示されたチケットを店舗で利用する際、バーコードリーダーなど専用の認証端末を用いない代わりに、店舗ごとに発行される「パスコード」をユーザーがチケット上の画面に打ち込んで認証する、という方法をとっている。
太田氏が「各店舗でこのオペレーションがうまく動くかどうかを確認するのが主な目的」と語るように、ここがうまく動けばgifteeは大きな可能性を手にすることになる。
彼らに限ったことではないが、ローカルビジネスとの連携モデルは常にスケールが課題になる。それだけにテイストの合う大手チェーンとの提携は大きなキーとなるだろう。
gifteeのサイトにはユーザー同士が交わし合う感謝の言葉がならんでいる。あなたの身近にあるスターバックスで「ありがとう」を言える日も近いかもしれない。
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