Googleは、「Google+」という新しいサービスによって、ソーシャル分野への進出を再度試みようとしている。
現時点においてGoogleは、Google+を「プロジェクト」と呼ぶとともに、同ソーシャルサービスがまだ「荒削り」であることを認めている。しかし現時点でも、ユーザーによるウェブ上での友人や家族とのコミュニケーションを支援するためのさまざまな機能が提供されている。
Google+は、ユーザーが自分のソーシャル空間にいる人々を異なるカテゴリに分類することのできる「Circles」を中心として設計されている。例えば、土曜の夜に集まることの多い仲間を1つのカテゴリとし、両親をまた別のカテゴリにすることができるとGoogleは述べている。そして、Circleごとにある一部の情報のみを共有するように設定することができる。
また、同ソーシャルサービスには、ウェブ上で「集まって語り合って」いる他の人々を探すことのできる「Hangout」と呼ばれる機能がある。特定のHangoutに加わると、そこにいる人々とのビデオチャットに参加できる。Google+には、携帯電話からのすべての写真および動画をプロフィールに自動的にアップロードする「Instant Upload」オプションもある。アップロードしたコンテンツに対し、それを誰に公開するかを選択することができる。
Google+の「Sparks」機能では、ユーザーが興味の対象を入力すると、その特定のトピックに関連する、ニュースや動画などのコンテンツといった「何かいいもの」を受信することができる。同サービスの「Huddle」オプションでは、携帯端末上でのグループチャットが可能である。
同ソーシャルサービスは現在、「実地試験期間」にあることをGoogleは認めているが、最高のソーシャルネットワークを構築しようという同社の過去の試みとの比較が既に始まっている。
ソーシャルネットワーク分野への進出を目指したGoogleの最初の大きな試みは、「Orkut」であった。同サービスは、米国外では一部成功も見られたが、米国のユーザーにはほとんど受け入れられなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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