ロゼッタストーン、海外で活躍するスポーツ選手を支援

鳴海淳義 (編集部)2011年06月13日 16時21分

 31種類の言語に対応する語学学習ソフト「Rosetta Stone」を販売するロゼッタストーン・ジャパンは6月13日、世界に挑戦するアスリートを語学面で支援するプロジェクト「Global Athlete Project powered by Rosetta Stone」をサポートすることを発表した。

 Global Athlete Project powered by Rosetta Stoneでは、語学の必要性を啓蒙(けいもう)し、「Globalete(グロバリート:外国語コミュニケーションスキルを身につけ、世界を舞台に活躍し続けるアスリート)」を輩出するための支援活動を行う。発起人およびアンバサダーとして、サッカー日本代表選手の川島永嗣氏が参加する。プロジェクトの主な活動内容は以下の2つ。

  1. 世界に挑戦するアスリートを対象に外国語トレーニングソフトを提供
    プロジェクトの支援対象となるアスリートに、Rosetta Stoneを無償提供し、外国語のコミュニケーションスキルを身につけることをサポートする。
  2. 公式ウェブサイトからの情報発信
    プロジェクトの活動報告や語学学習に関するアスリートインタビューを発信していく。また、トップアスリートを目指す小中学生に向けて「なぜ語学力が必要か」を啓蒙(けいもう)するために、スポーツと外国語コミュニケーションを融合したプログラムを提供する。

 Global Athlete Project powered by Rosetta Stoneは、活動開始から最初の3年間で、300人のGlobalete輩出を目標としている。将来的には、外国語のコミュニケーションスキルを身につけたアスリートを対象に、セカンドキャリアの場を提供できるプログラムの実施も想定しているという。

 川島氏は自ら身につけた英語やイタリア語などの語学力を活かして海外チームで活躍している。同氏はこのプロジェクトに参加する以前からRosetta Stoneで語学を学習していたという。ベルギーのチームに移籍が決まった時も、オランダ語学習用のRosetta Stoneを購入し、現地での生活に備えていたそうだ。

  • サッカー日本代表選手の川島永嗣氏(左)とロゼッタストーン・ジャパン代表取締役社長の塩濱剛治氏

 「異文化のなかで良いプレーをするには、思ったことをパッと言えることが大事。Rosetta Stoneを使うと、問いかけに対してこう答えればいいというのがイメージできるようになるところが良い」(川島氏)

 Rosetta Stoneの特徴は、学習の課程で母国語を一切使わず、画像と音声でひたすら言語にどっぷりと浸かる「イマージョン環境」の実現にある。外国語だけを使って学習することで、会話に必要な瞬発力、つまりつまり質問されたときに適切な間隔できちんと答えられる能力が養われるのだという。

 ロゼッタストーン・ジャパン代表取締役社長の塩濱剛治氏は次のように話した。「Rosetta Stoneのユーザーには、川島選手のように海外で活躍するスポーツ選手も増えている。技術に加えて、コミュニケーションができるかどうかが、海外で長く活躍するときのポイントになっているからだ。ゲームの中はもちろん、まずは日常的なコミュニケーションによってチームメートにとけこめないといけない。Rosetta Stoneは川島選手が言うように、思ったことをすぐに話す能力を重視しているので役に立てるはず」。

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