Adobe Systemsは、同社の「Digital Negative」(DNG)形式を利用するうえでのハードルを下げる取り組みとして、64ビット版Windowsで画像をサムネイル表示できるようにするソフトウェアの初期バージョンをリリースした。
DNGは、各社の高性能カメラで記録される多様なRAW画像形式の取り扱いを簡単にして、これらの画像ファイルにキャプションやキーワードなどのメタデータを追加しやすくする試みだ。写真業界では撮影した写真をRAW形式で記録することが確立されつつあるが、標準のWindowsでは、「Windows Explorer」やファイル管理ダイアログボックス、「Photo Gallery」ソフトウェアでRAW画像を表示できない。そのため、カメラメーカー各社は「Windows Vista」のリリース以来、独自のコーデックを提供して機能を補ってきた。
Adobeによる64ビット版Windows向け「DNG Codec」には「Windows 7」が必要で、現時点ではまだリリース候補の段階だが、同社は、顧客による試用をさらにすすめた後で、「Adobe Labs」サイトで正式版を公開する予定だと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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