Googleは、検索結果ページにおいて、ソーシャル検索結果をこれまでよりも少し目立つように表示することにした。
Googleは米国時間2月17日、新しいソーシャル検索機能の提供を順次開始し、Twitterなどのソーシャルネットワーク上でつながりのある人物が公開するコンテンツをこれまでよりも強調して表示することを発表した。Googleはこれまでもソーシャル検索結果を提供してはいたが、検索結果ページの最下部という目立たない位置に表示していた。
今後は、ユーザーがGoogleにログインし、そのユーザーのGoogleプロフィールにリンクされているソーシャルネットワーク上でユーザーとつながりのある人物がリンクを共有する場合、ソーシャル検索結果が通常の検索結果に混ざって表示される。そして、検索結果の下には誰がそのリンクを共有したかが表示される。Twitterの検索結果が表示される場合が非常に多いようだが、Googleプロフィールにリンクした任意のアカウントが、検索結果の表示対象になり得る。
すべての検索ユーザーに対してこのような結果が表示されるわけではない。表示が得られるのはGoogleにログインした場合のみで、同社サービス(Gmail、Chat、Google Buzz)内において、これらサービス、またはTwitterやLinkedInなどの外部リンクのサービスを介してサイトを公開している友人やコネクションに基づいて、それぞれ結果が表示される。またGoogleは、ユーザーがGoogleプロフィールにアカウントを非公開でリンクすることもできるようにしている。
今回の発表は、ソーシャルメディアにおける繋がりの重みを自社の検索結果で高めようという、Googleが継続しているもののあまり効果は上がっていない試みの1つとなる。ソーシャルネットワークで情報を共有する人々が増え、Googleの検索結果にヒットしないサイトが増加する中、情報源としての存在価値を維持する方法を見出すことが、Googleにとって現在、最も優先度の高い項目の1つである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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