社団法人 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は4月8日、カーナビゲーションソフトの海賊版を販売していた名古屋市の会社役員男性 (44歳)を著作権法違反の疑いで愛知県警生活経済課と千種署が逮捕したと発表した。
男性は、貿易業務や石油製品の販売と輸出入、車両や船舶の販売と輸出入などを行うM社の代表取締役を務めており、社員に海賊版の出品や発送を指示し、販売していたという。
ゼンリンのカーナビソフト「全国版DVD-ROM DVD NAVIGATION SYSTEM」やトヨタマップマスターのカーナビソフト「ECLIPSE '01-'04モデル用DVD全国版 VOL.19」などの海賊版を海外から輸入。2009年10月21日ごろから11月26日ごろまでの間、3回にわたって愛知県の男性ら3人に対し、3万5000円でオークションサイトを通じて販売していた。
警察の調べによると、男性は2009年7月に海賊版を輸入し、同年9月頃から12月中旬に在庫が切れるまで、全国のオークション利用者に対して海賊版を販売。落札件数は394件に上り、これまでに500万円以上を売り上げていたとしている。
男性は、会社の業務として海賊版販売を行っていたことから、法人M社の送致も視野に捜査を進めている。
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