アップル、「Security Update 2010-001」をリリース--「Boot Camp 3.1」でWindows 7に対応

文:Jim Dalrymple(Special to CNET News) 翻訳校正:編集部2010年01月20日 10時58分

 多くのセキュリティリリースと同様に、最新の「Mac OS X」アップデートはコアシステムの問題を修正しているが、ビルトインアプリケーションに対する新機能追加やアプリケーションのバグ修正は行われていない。

 「Security Update 2010-001」は、Mac OS Xの「CoreAudio」に存在する問題を修正する。これは、悪意を持って作成されたMP4オーディオファイルが、ユーザーのコンピュータでのコード実行やアプリケーション終了に悪用される恐れがあった。「Image RAW」のDNGファイル処理も、Appleが「任意のコード実行」と呼ぶ問題を回避するためにアップデートされた。

 「Flash Player」プラグインはバージョン10.0.42にアップデートされ、ユーザーのコンピュータでのコード実行を含む複数の脆弱性を修正している。Adobeは2009年12月上旬にこのアップデートを公開したが、Appleは同アップデートを今回のセキュリティリリースに含めている。

 「ImageIO」や「CUPS」「OpenSSL」といった、そのほかのシステムレベルのコンポーネントにも変更が追加されており、Mac OS Xのセキュリティはさらに向上している。

 Security Update 2010-001は、Mac OS Xのソフトウェアアップデート機能を使って入手可能となっている。

 Appleはまた、Mac OS Xのアップデートに加えて、同社ソフトウェア「Boot Camp」ユーザー向けのアップデートもリリースした。同アップデートのリリースノートによれば、「Boot Camp 3.1」は、「Microsoft Windows 7」(Home Premium、Professional、および Ultimate)のサポートを追加するという。

 さらに、今回のアップデートではトラックパッドのいくつかのバグが修正されているほか、デジタルオーディオポート不使用時にLEDを消灯する機能や、ワイヤレスキーボードおよび「Apple Magic Mouse」のサポートも追加されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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