独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は11月30日、PCにインストールされているソフトウェア製品が最新かどうかを確認できるツール「MyJVNバージョンチェッカ」を公開した。日立製作所が開発したもので、動作環境はWindows XP SP2/SP3、Windows Vista。
ユーザーへの攻撃の多くは、古いバージョンのソフトウェア製品の脆弱性を悪用している。「手間がかかる」「更新方法がわからない」といった理由からバージョンアップをしないユーザーも多いため、このツールを公開したとIPAは説明している。
Adobe SystemsのFlash PlayerやJava実行環境ソフトウェア群のJRE、MozillaのFirefoxなど7種類のソフトウェアに対応。ユーザーの使っているソフトが最新のバージョンでない場合は、ベンダーのバージョンアップページへ誘導する。
IPAでは、今後もソフトウェア製品ベンダーの協力を得ながら、チェック対象のソフトウェア製品を拡充させていくとしている。また、コンピュータのセキュリティ設定状況を検査するための仕様であるOVALの適用も視野に入れているとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」