独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月19日、プロジェクト管理ソフトウェアである「Redmine」に複数の脆弱性が存在すると公表した。
Redmineの0.8.5、およびそれ以前のバージョンに、クロスサイトリクエストフォージェリおよびクロスサイトスクリプティングの脆弱性が確認された。これらの脆弱性を悪用されると、Redmineにログインした状態で悪意あるページを読み込んだユーザーが、任意のチケットを削除されたり、ブラウザ上で任意のスクリプトを実行されたりする可能性がある。
Redmineを提供するRubyForgeでは、これらの脆弱性を解消したバージョン0.8.6を公開しており、該当するユーザーに対して早急にアップデートするよう呼びかけている。JPCERT/CCではクロスサイトリクエストフォージェリの危険度について、攻撃経路、認証レベルで「高」、攻撃の難易度で「中〜高」、攻撃成立に必要なユーザーの関与で「中」と分析している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力