Appleは米国時間11月9日、「Mac OS X Snow Leopard」のアップデートであるバージョン10.6.2をリリースした。
Appleによると、ゲストアカウント利用時にデータが削除される恐れのあった重大な問題は修正されたという。このバグはすべてのユーザーに影響を及ぼしたわけではないが、この数週間に渡りユーザー間での懸念は広がっていた。
Mac OS X 10.6.2は多くのセキュリティ問題を修正するほか、一部のユーザーが予期せずシステムからログアウトする現象など、同OSで発見されている14件の問題に対応している。
「Exchange」のコンタクト情報を使用している場合、「Spotlight」の検索結果で同ソフトウェアのコンタクト情報を表示可能になる。また、新バージョンではExchangeサーバをセットアップしても、Appleの「Mail」アプリケーションがクラッシュしなくなるという。
このアップデートでは、「iWork」「iLife」「Aperture」「Final Cut Studio」「MobileMe」「iDisk」に対して、Appleの説明を借りると「全般的な信頼性の向上」が施されているという。
Appleはまた、「Mac OS X Server v10.6.2」もリリースし、同社サーバ製品の問題に対応した。
サーバアップデートでは、「Server Preferences」におけるユーザーの作成と削除、「Portable Home Directory」を使ったコンタクト情報の同期、受信メールメッセージのフィルタリングに関連する問題が修正されている。
サーバ版ではまた、Appleの「System Image Utility」を使ったイメージファイルの作成や「NetRestore」イメージのインストールの自動化に関する問題も修正されている。
Mac OS X 10.6.2のクライアント版、サーバ版はAppleのウェブサイトから無償アップデートを手に入れることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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