Adobe Systemsは、ブラウザ内で閲覧されたコンテンツを通してユーザーのコンピュータが攻撃者に乗っ取られる恐れのある「Flash Player」の深刻な問題に対して、パッチをリリースした。
この脆弱性は、「Windows」「Mac OS X」「Linux」向けの「Flash Player 9.x」および「Flash Player 10.x」、そして、Windowsと「Macintosh」「UNIX」向けの「Adobe Reader」および「Adobe Acrobat 9.x」に同梱されていたファイルに影響を及ぼした。Adobeは米国時間7月30日、セキュリティアドバイザリの中で、今回のパッチはこの問題を修復すると述べた。そして、AdobeのMatt Rozen氏は、Adobeのダウンロードサイトからパッチ適用済みのFlash Playerをダウンロードするよう、案内を「Twitter」に投稿した。
これは、抽象的で理論上だけの脆弱性でもなかった。
「この脆弱性が、Windows上のAdobe Reader v9を対象とする限定的なターゲット型攻撃を通して、積極的に悪用されているという報告がある」とAdobeはこの問題に関する過去のアドバイザリの中で述べている。
Flashは、ブラウザ内でインタラクティブな株価チャートや「YouTube」動画のストリーミングなどの機能を実現する手段として、非常に幅広く使用されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」