シマンテックは7月9日、同社のセキュリティ対策ソフト「ノートン インターネットセキュリティ 2010」および「ノートン アンチウイルス 2010」のパブリックベータ版を発表した。ベータ版は8月30日まで公開され、正式版は今秋にリリースされる予定だ。
新製品には、未発見のマルウェアや脅威に対処するため、開発名「Quorum」と呼ばれるユーザー参加型の監視システムが搭載される。
ほとんどのユーザーが使用しているアプリケーションは、公開者や一般的な属性が明らかになっている。一方、マルウェアは過去の報告例がないのが一般的で、公開者や他の属性も知られていない。Quorumはこういった特性を利用して各アプリケーションの評価安全スコアを算出するという。
また、ビヘイビア・アンチマルウェア・システム「SONAR 2」も搭載している、ネットワーク通信やシステム上のプログラム活動などのデータをノートンを通じて収集し、未知の脅威を検出できるようにしたものだ。このほか、ユーザーの邪魔をすることなく状況を表示する新たなダッシュボード・ゲージも搭載される。
なお、ベータ版についてはフィードバックや感想を共有できるオンライン パブリックベータ フォーラムが用意される。
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