独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は6月18日、iPhone OSにサービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける脆弱性が存在すると公表した。ベンダーが提供する対策済みの最新バージョンにOSをアップデートするよう呼びかけている。
この脆弱性は、iPhoneおよびiPod touchのOS上に存在する。ネットワークを通じたリクエストの処理に問題があり、脆弱性を悪用されると、外部から攻撃を受けた場合にiPhoneやiPod touchが停止状態にされてしまう恐れがある。
影響を受ける恐れがあるのはiPhone OS 1.0〜2.2.1、およびiPhone OS for iPod touch 1.1〜2.2.1。
この問題は2008年12月17日に吉田真樹氏からIPAに届出があり、有限責任中間法人 JPCERTコーディネーションセンターが製品開発者と調整したうえで公表したものだ。
なお、IPAではこの脆弱性の深刻度を「III(危険)」に分類している。
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