セキュリティの専門家らが、Macユーザーを標的にした新たな2つの攻撃を明らかにした。新種のワームと、わいせつサイトに隠れたトロイの木馬による攻撃である。
まずSophosは現地時間6月10日、同社のブログ投稿で、「OSX/Tored」ワームの新種を発見したことを明らかにした。
その前の9日には、ParetoLogicがMacとPCを標的にしたマルウェアをダウンロードさせるわいせつサイトについて警告を発している。Macユーザーは「pagemac.php」のページへとリダイレクトされ、「QuickTime.dmg」というファイルのダウンロードを要求されると同社のブログ投稿に記されている。
Sophosの10日付けのブログ投稿によると、この悪意のあるわいせつサイトを訪れると、動画を視聴するためにActiveXコンポーネントをダウンロードするように言われるという。しかし実際にダウンロードされるのは「OSX/Jahlav-C」というトロイの木馬である。
「われわれが以前に示したように、また繰り返し説明する必要もないと思うが、Macユーザーを標的にしたマルウェアの脅威は現実である」とSophosのセキュリティリサーチャーであるGraham Cluley氏は記す。「ハッカーたちは意図的に複数のウェブサイトへ悪意のあるコードを埋め込んでいる。またハッカーたちは、ソーシャルエンジニアリングのトリックを利用してユーザーをだまし、コンピュータにマルウェアをダウンロードさせている」(Cluley氏)
コメントの求めに対し、Appleの広報担当者からすぐに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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