社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は5月28日、自らが開設するブログにほかのホームページに掲載されていた文章を権利者に無断で掲載して送信できる状態にしていた男性が逮捕、送致されたと発表した。
これは、千葉県警生活経済課と船橋東署が5月27日、ほかのホームページに掲載されていた文章を無断で自分のブログに掲載していた大阪府高槻市の会社員男性(54歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕、28日に千葉地検に送致したというもの。
男性は、2008年7月23日頃から2009年1月13日頃までの間、163回にわたり、ウェブサイト「gooヘルスケア」に掲載された、法研が著作権を有する文章を無断でブログに掲載した。さらに不特定多数のインターネットユーザーに対して自動的に送信できる状態にし、同社の著作権(公衆送信権)を侵害していた。
男性は法研の記事とともに、自らが副業として運営している健康食品の通信販売サイトのURLを紹介しており、記事の転載は健康食品の売り上げを上げるためだったことを供述している。法研は、男性が開設していたブログの運営業者を通じ、男性に記事の削除を要請していたとのこと。一部記事は運営業者により削除されたが、男性は削除要請にまったく回答せず、掲載を続けていたという。
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