マカフィーは5月15日、サイバー犯罪者が1月以降約1200万のIPアドレスを新たに支配したという調査レポートを明らかにした。2008年から50%増加しているとのことだ。
現在、ボットネットに感染したコンピュータが最も多いのは米国で、ゾンビマシン全体の18%をホストしているという。
McAfee Avert Labsの最新レポートによると、中心的なスパムホスティングISPであったマッコロから2008年11月にサイバー犯罪者が遮断されたことを受け、2009年第1四半期のスパムの量は前年同期比20%減になった。最多を記録した2008年第3四半期に比べると30%少ない。ただ、サイバー犯罪者は新たに大量の電子メールを送信する方法を編み出しており、スパム量は再び増加傾向にあるとのこと。
このほか、Koobfaceウイルスが再流行し、3月だけで800以上の新しい亜種が発見されている。また、合法的なコンテンツをホストしているサーバが、マルウェアの作者によって悪質な違法コンテンツの配布に利用されるケースが増えているとのことだ。
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