NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は4月2日、情報セキュリティ格付に関する支援サービスとして、「格付審査準備支援コンサルティング」および「格付維持・向上コンサルティング」の提供を開始した。
情報セキュリティ格付はアイ・エス・レーティングが付与している。企業や組織が取り扱う技術情報、営業機密、個人情報などの機密情報について、漏えい、改ざん、サービス停止などの脅威に対する耐性がどれくらいあるかを、格付符号として示す。マネジメントの成熟度、脅威に対する対策の強度、コンプライアンスへの取り組みなどの視点から17段階で総合評価される。
1月に格付第1号が付与されており、高い格付を付与されれば、その企業や組織の信頼向上にもつながることから、今後、多くの企業が格付付与サービスを利用することが想定されるとして、NRIセキュアはコンサルティングサービスの導入を決めた。
格付審査準備支援コンサルティングは、これから格付審査を受診する企業を対象とする。チェック体制の構築、関連文書の作成、重要情報を取り扱う業務フローとリスクの分析、監査、改善など、格付審査に必要となる準備活動を支援する。
格付維持・向上コンサルティングは、すでに格付が付与された企業が対象。格付けを維持、向上するための支援サービスを提供する。格付審査で指摘された事項を中心に改善し、目標とする格付値を翌年度に取得できるよう支援する。
このほか、リスク分析やテクニカルチェックに重点を置いた、格付付与サービスの簡易版である「インディケーション評価」に対応するコンサルティングサービスも提供する。NRIセキュアでは今回提供するコンサルティングサービスの売上を年間約8000万円と見込んでいる。
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