トレンドマイクロは、企業のネットワークを24時間監視、分析することで内在する未知の脅威を明らかにし、個々の環境に応じたセキュリティ対策を同社の技術スタッフが提案するサービス「Trend Micro Internal Threat Assessment」を4月1日より開始する。
サービスは大きく分けて2つの要素から構成される。1つはネットワーク上を流れるトラフィックを常時監視するセンサー装置「Trend Micro Threat Discovery Appliance(TDA)」によりユーザー企業のネットワークを監視し、セキュリティ上の問題点を分析して定期レポートにて可視化するアセスメントサービス。もう1つは、アセスメントの結果やユーザー企業からのヒアリング内容に基づき、強化ポイントや対応策を提案するコンサルティングサービスだ。
アセスメントサービスとコンサルティングサービスの両方を提供する「Advance」、アセスメントサービスのみを提供する「Standard」および「Light」の3種類のパッケージを用意する。
アセスメントサービスでは、TDAをトレンドマイクロが準備し、ユーザー企業内に一定期間設置する。TDAによってネットワークの疑わしい挙動を常時監視、分析することで、パターンファイルを使った従来の方法では検知できなかった未知の脅威や、変種、亜種のウイルスの活動、ゼロデイ攻撃の兆候も見つけ出すという。
コンサルティングサービスでは、セキュリティの専門家であるトレンドマイクロの技術スタッフが、毎週ユーザー企業を訪問してミーティングし、個々の環境に適したセキュリティ施策を提案する。これによりユーザー企業は、自社のネットワーク環境の実態を把握し、専門家からのアドバイスを受けながら、優先度をつけて短期、長期のIT投資施策を策定できるとのこと。
Advanceのサービス期間は8週間で、標準価格は280万350円(税込み)。Standardはアセスメントサービスの中に、監視期間中の総括的な報告「エグゼクティブ・サマリーレポート」が付き、説明会も実施される。Lightはこのレポートが付かない。Standardの標準価格は98万700円、Lightは49万8750円(いずれも税込み)だ。トレンドマイクロでは、今後1年間で50社の顧客獲得を目標としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス