セキュアブレインは3月9日、企業向けフィッシング対策製品「PhishWall」のエンドユーザー側ソフトウェアである無料ツールバーの新バージョン「PhishWallクライアント 2.0.7」を公開した。新たに、ウェブサイトの安全性を診断できる「gredボタン」を実装している。
PhishWallは、ウェブサイトを運営する企業が自社ウェブサイトの真正性を証明するために導入するサーバ側のソフトウェア「PhishWallサーバ」と、エンドユーザーのPCにブラウザのツールバーとしてインストールする「PhishWallクライアント」から構成される。PhishWallクライアントは、PhishWallサーバが導入されたサイトを閲覧する際に、緑のシグナルをツールバー上に表示して、そのウェブサイトの真正性を証明する。
PhishWallクライアントは、PhishWallサーバの導入企業やセキュアブレインのサイトにて配布しているほか、NECの個人向けPC「VALUESTAR」「Lavie」シリーズに搭載されている。現在の利用者数は150万人以上という。
今回のバージョンアップにより追加されたgredボタンは、ユーザーがサイト閲覧時に不審に感じたとき、その場で安全性を確認できるもの。また、ソフトウェアの自動更新機能も搭載されている。
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