ソフトイーサは3月9日、研究開発中のリモートアクセスVPNソフトウェア「PacketiX Desktop VPN Business」のベータ3を公開した。管理機能や利便性を高める機能を新たに追加した。無償で配布しており、5月31日までダウンロードすることが可能だ。
まず、ダイレクトブロードキャストに対応したルータを使用することで、ルータ越しにPCを遠隔から起動する「Wake on LAN機能」が使えるようになった。これまでは同一のLAN内でしかこの機能は使えなかった。また、管理者がDesktop VPN Businessゲートから接続数の上限を設定できるようにした。
さらに、これまで大半の設定項目や表示項目が単一のページに表示されていたウェブ設定ツールを、設定や表示項目を分けて複数のページに表示するようにした。これにより、サーバの数が増えてもブラウザの表示内容をスクロールせずに閲覧できるという。Desktop VPN Businessゲートは新たにx86 Linuxに対応し、ドライブなどの共有を強制的にオフにする機能も備えた。
今後は、SIerや管理者、運用者向けに、社内や部署ごとにカスタマイズして利用できる「ブランド化開発ツールキット」を提供する計画。このキットにより、納入先の企業や部署ごとにDesktop VPN Businessのユーザーインターフェースを変更してオリジナルの画像、文字要素、メッセージなどを表示できるようになる。
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