ロサンゼルス発--Microsoftは米国時間10月27日、技術者向け会議「Professional Developer Conference(PDC)」で28日に公開予定のソフトウェアに対し、セキュリティパッチをリリースした。
Microsoftは28日、「Windows Vista」の後継OSである「Windows 7」のプレベータバージョンをPDC 2008出席者に提供する予定だ。
セキュリティアップデートによると、「認識されたセキュリティ上の問題により、認証されたリモート攻撃者は、Microsoft Windowsベースシステムを危険にさらし、制御を奪うことが可能になる」という。
6000人以上の参加者が、Windows 7を手にしながら売り切れとなった同イベントを後にする予定である。その場合、これら参加者が、今回のセキュリティホールを悪用した攻撃者に対して脆弱となる可能性があった。
Microsoftの広報担当者は、「Windows 7としてPDCで配布予定のコードは、先週のセキュリティアップデートが開発される前にCDに入れられた。そのため、アップデートを含んでいなかった」と電子メールのコメントで述べた。「しかし、プレベータをインストールすると、Windows Updateからアップデートを得るようにうながされる。これはちょうど、他のWindowsユーザーと同じだ」(Microsoftの広報担当者)
セキュリティパッチは22日に利用可能となり、緊急レベルのセキュリティホールはWindows 2000、Windows XP、Windows Server 2003に影響していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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