ラスベガスでのBlack Hatセキュリティカンファレンス開催数日前、Appleの暗号化システム「FileVault」に関する講演を計画していた人物が突然、予定をキャンセルした。
318 Inc.の技術担当ディレクターで研究者のCharles Edge氏はWashington Postに対し、Appleと秘密保持契約を交わしたと述べている。契約では、Edge氏は、FileVaultで見つけた脆弱性について、これ以上情報を公開できないことになっている。同氏は過去にBlack HatやDefConなどのカンファレンスで講演した経験がある。
ベンダーがセキュリティ研究者に、Black Hatでの講演をしないように依頼するのは、今回が初めてではない。
2005年には、当時ISSの研究者だったMichael Lynn氏がCiscoから、ルータの脆弱性について情報を口外しないよう勧告された。しかし、同氏は職を辞めてまで講演を敢行した。しかし、Lynn氏ものちに、Ciscoと秘密保持契約を締結している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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