米国のインターネットセキュリティプロバイダーSophosは米国時間7月28日、データ損失および暗号化分野を専門とするドイツのソフトウェアメーカーUtimaco Safeware AGの買収額として、3億4000万ドルを提示したと発表した。
ボストンに拠点を置くSophosは28日、Utimacoに対する株式公開買い付け(TOB)を開始すると発表した。Sophosは、買い付け額として、Utimacoのすべての発行済み株式を対象に、直近の引け値に92%のプレミアムを上乗せした23.11ドルを提示している。また、これに伴い、SophosはUtimacoの最大の株主であるInvestcorp Technology Partnersとの間で、Investcorpが保有するUtimaco株(発行済み株式総数の24.99%)を現金と株式で買い取る契約を締結したと発表した。
Sophosの最高経営責任者(CEO)、Steve Munford氏は今回の買収について、「友好的買収」としている。
「Utimacoは、われわれのデータ保護戦略の要となる」(Munford氏)
Utimacoはフランクフルト証券取引所に上場している。Sophosは、10月に買収を完了し、2009年の第1四半期までに両社を完全に統合する予定だ。買収後、UtimacoはSophosの一部門となる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス