マイクロソフト、SQLインジェクション攻撃対策のツールを発表

文:Robert Vamosi(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年06月25日 11時04分

 Microsoftは米国時間6月24日、「Microsoft ASP」「ASP.NET」テクノロジをウェブベースの攻撃から保護する支援ツールを発表した。

 4月には、Microsoft SQL Serverを利用した正当なウェブサイトに対し、悪質なJavaScriptを埋め込む攻撃が発生した。このJavaScriptは、悪質なソフトウェアをホスティングしたサーバへとユーザーのブラウザを誘導し、さまざまなエクスプロイトをユーザーPCに埋め込んだ。Microsoftは当初、これは脆弱性によって生じているわけではなく、サイト自身が安全なウェブアプリケーションを開発するための最善策を実施していないためと主張した。

 24日に発表されたツールは、ウェブ開発者がこうした攻撃を軽減するのを支援する。

 Microsoftのセキュリティレスポンスコミュニケーション担当マネージャーであるBill Sisk氏は、「これらの無料のツールは、検知や防衛のほか、攻撃者が悪用する可能性のあるコーディングを特定する」と述べる。

 今回提供される3つのツールは、「HP Scrawlr」「UrlScan version 3.0 Beta」「Microsoft Source Code Analyzer for SQL Injection」。Microsoftはさらに、セキュリティアドバイザリ「954462」で説明している最善策を実施するよう勧めている(管理者を支援するツールへもこちらからアクセスできる)。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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