「ジャパネットおかま」で海賊版ソフトを販売--男性2名が逮捕

 社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は6月9日、著作権侵害事件として、複数のウェブサイトを次々に変更し海賊版ソフトを販売していた男性ら2名が山形県警村山署に逮捕された事件を公表した。

 これは、同署が本部生活環境課と情報管理課の応援を得て、ヤフーオークションや自作のホームページを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた千葉県八千代市の無職男性A(36歳)を6月5日に、また、千葉県習志野市の無職男性B(36歳)を6月6日に、それぞれ著作権法違反の疑いで逮捕したというもの。

 男性A、Bは2007年9月10日頃、Microsoftが著作権を有する「Microsoft Office Professional Edition」および「Windows Vista Ultimate」をそれぞれ権利者に無断で複製し、山形県村山市の男性に対し、合計4000円で販売していた。

 男性らは、ヤフーオークションの出品画面に「廉価版をご購入希望の場合」として別サイトへのリンクを貼り、男性らが運営する海賊版販売ページへ誘導していた。ACCSの調査によると、男性らは「ジャパネットおかま」「エムズナルド」「ONEOS」など複数のサイトを短期間で次々に運営、休止し、海賊版を販売していた。

 なお男性Aは、2006年10月17日に同様の著作権侵害事件で警視庁本所署に逮捕されており、2007年12月21日に東京地裁において懲役1年執行猶予3年、罰金30万円の有罪判決を受けている。警察は、男性らがAutodeskが著作権を有するソフトウェアの海賊版を販売していた事実を確認しており、同社も告訴を予定しているという。

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