Panda Softwareは4月9日、同社ウイルス対策ソフトのパターンファイルが原因でWindows Vista上のプログラムが正常に起動しなくなる不具合が確認されたと発表した。
不具合の対象となるのは、サービスパックを適用していないWindows Vista上で「Panda Antivirus 2008」「Panda Antivirus + Firewall 2008」「Panda Internet Security 2008」を使用している場合で、4月8日の午前0時から午前3時半頃にパターンファイルを更新したユーザー。
この環境で更新されたパターンファイルでは、Windowsが使用するファイルである「wininet.dll」をウイルス「W32/NuwarSO.worm」として認識して削除するため、その後Windows上のプログラムが正しく起動せず、エラーとなってしまう。
Panda Softwareでは、4月9日午前3時半前後にこの問題を修正したパターンファイルを配布サーバーにアップロードしている。ただし、一旦問題が発生したパソコンではその後の更新が正しく実行されないため、自動での問題の修正は行われない。このため該当するユーザーは、パソコンを「セーフモードとネットワーク」モードで起動し、同社サイト上で公開されているコマンドの入力によって修正する必要がある。
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